【ドイツ渡航記】12日目。核戦争防止医師会議との交流、機関士の職場訪問、最後の集会

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    午前中は核戦争防止医師会議のドイツ支部との交流をしました。


    事務所は広くて資料がたくさんです。8人の専従が働いているようです。

    実は今回愛用したのは国労物販のゆずようかんとバッジ☆

    こちらから福島の現状や診療所の今などを話しながら、意見交換ができました。

    ドイツの医師からはいくつかの意見が。放射性ヨウ素はチェルノブイリよりも多くでており、チェルノブイリよりも症状は早く出ると見ていること、チェルノブイリのときはロシア政府が調査を許さなかったこともあり、「4〜5年後から発症する」というものになんの根拠もないと。

    さらには、チェルノブイリのときにバイエルン州に放射性降下物があり(チェルノブイリからおよそ1000km)、東京などと線量は同じくらいではないかということ、そこでは、死産や先天性障害、ダウン症や小頭症の症状が顕著になったことなどが印象的でした。

    資料などもいただき、事務所をあとにします。

    午後からは、ドイツ都市鉄道の民営化に反対する行動委員会のクルトさんによる職場案内。

    ヘルマン通り駅のは、駅の保安要員の詰所がありました。


    駅保安要員は、300人がすでに削減されていて、その人たちは解雇と広域移動を強制されたようです。さらにこれから250人が狙われている。どこにいくかもわからない。組合は、闘うどころか協力する協約を結んでいるとのこと(機関士労組は自民党のような党派が執行部を牛耳っているみたいです)。

    保安要員の削減により、運転士が自分で回送前の車内の安全、忘れ物などを確認。そのかん運転席はガラ空きです。子どもが間違って動かしたりでもしたらどうでしょうか。
    しかも、30秒でやれ、と言われているらしく、実際は3分くらいかかっていました。こうした中で、運休、遅延は当たり前、民営化でこうなったとのこと。もう成り立っていません。週末は酔っぱらった客もいて、もちろんこれも社会的な問題の中でだけど、殴ってくる人もいる、と。遅延の責任を運転士1人ですべて対処させられるという状態になっています。

    少し前までは、列車が遅れると駅の掲示板で「運転士のせいで」という掲示が出ていたそうです。これをやめさせる闘い現場から組織した。見事やめさせた。現場にはやれるという実感が生まれたそうです。

    一応今は「列車の故障で」となっています。

    こんな話を駅でしている間にも、闘う仲間が声をかけてくれたりします。運転士も声をかけて、列車はさらに遅れますが、へっちゃら。合理化が破綻しているのを俺たちのせいにされてたまるかという怒りと誇りでしょう。30分遅れの運転士が平気でクルトさんに話しかけている姿、「これがドイツ都市鉄道だぜ」と誇らしげなクルトさん。動労千葉Tシャツをきている彼に、普通の労働者が「いいシャツきてんじゃねぇか」と。たんなる言葉ではなく、政治的な表現であることを知っていてのこと、闘いで信頼してくれていることの表現だよ、とクルトさん。

    次に、都市鉄道のクロスするオストクロイツ駅に。回送列車の置き場があります。


    信号など、規制がドンドン撤廃されている。運転士が見なければならない場所が増えた。冷房がきかずに暑い。夏の暑い中で集中しなければならない。こうした中で運転士に責任が転嫁される。ここが闘いだと。


    この駅では保安要員がまだ確保されています。


    信号は離れたところからコントロールしています。各駅の要員が一つに集中され、人員削減と安全切り捨てが表裏で進められます。

    こちらは絶大な権限を持つ駅長がいたころの宿舎。今はこうした人たちはオフィスで駅から離れて仕事しているようです。


    さらに、クルトさんが一緒に闘っている仲間と交流。

    都市鉄道の分割・民営化計画が進められています。十字になっている線路の二本とリング状の線路の計三本をそれぞれ民営化。中国、イギリス、フランスにそれぞれ売却し、それぞれを競い合わせる。さらに検査・修繕も外注化。切符売り場の窓口も別に外注化。ものすごい中身です。

    ドイツには職場代表制度があります。3000の職場で23人が選ばれ、集会が持たれるとのこと。ここでもみんなが闘います。
    分割・民営化されると、組合も職場代表制度も三分割され、分断される、と。
    組合、職場代表会議、両方でたたかっているとのことでした。

    行動委員会は11年12月13日に結成、今までに100回以上のびらまきをしました。短い文章で読んでもらい、だんだん変わってきたと。民営化なんてないよ、という意見が、大変なことだ、ということに。

    仲間の1人が、労働禁止処分の弾圧をうてたこともあり、先日6ヶ月の処分を破ってハンドルを奪還。

    組合が、盗み、横領をねつ造して活動家をパージすることまであったそうです。こうした中でも団結してこうした弾圧を跳ね返して闘っている。

    現場は闘う執行部を求めている。執行部が命令するのではなく、下から闘いが組織されることが大事。
    労働組合の枠を越えて、労働者全体の利害で闘うことが大事だと語っていました。

    さらに国際連帯も進めていると。フランスはドイツに準拠するといっている。イギリスの民営化の現状はひどい。国際連帯はとても大事だと。


    ここま車両センター。実はこの中の見学を考えてくれていたようですが、民営化の渦中で、矛盾がすごく、明るみにしたくないということで会社が許さなかったと。



    そうこうしているうちに、ラストの集会の駅に到着。この街は、最近ネオナチが暴れていたのを住民で立ち上がって追い出した街だそうです。


    郵便局の下請けの車を発見。サービスパートナーなんて言葉で。


    エンゲルスどおりがここにも。


    労働組合を軸にした環境運動なんだとか。福島のことも動労水戸のこともかみ合うかみ合う☆デモの数が減っているのでは、という意見にも動労水戸の闘いを軸に返し、会場も盛り上がり、最後の椎名さんのドイツ語での集会宣言は拍手喝さい。
    http://www.youtube.com/watch?v=QvVEEDYSYMs

    最後の集会にふさわしい盛り上がりでした。


    打ち上げで機関士労組の中心メンバーと集会主催者、僕らで手をつないで「うぉ〜!」と一体化。団結した瞬間でした。いろんな話をして、名残惜しくも最後の夜を満喫しました。

    さて、これから帰還。なんだか寂しいですね…

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