【ドイツ渡航記】10日目。ベルリンでの集会と、クルド弾圧抗議に参加。

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    遅めの朝食をとって、ラーベンさんと集会の綿密な打ち合わせ。一緒に集会を準備し団結を固めます。

    集会の会場はクルド民族の抵抗運動の会館です。11月集会のクルドの人たちの登壇の写真、その指導者の写真を掲げた写真を見て、無料で貸してくれることになったのだとか。



    到着すると同時に熱く抵抗運動について語ってくださいました。闘いの中心にある党、KPPの旗は、ドイツ国内において非合法となっており、街頭で掲げることが禁止されています。掲げたとたんに警察が襲いかかってくるそうです。
    一年に一度、民族のお祭りをやる時だけ、警察との衝突などは起こさないというやりとりのもとに旗を出すことが許されていると。

    一つの旗に多くの民衆の人生と抵抗の意思が込められていて、11月集会の中に込められている一つひとつの意味がつかみだされなければならないし、その可能性はひょんなところで発揮されるほど大きいです。

    さて、そうこうしているうちに集会の始まりです。ラーベンさんからこのかんの経緯を話してもらい、かんたんに自己紹介。まずは3・11の動画をみてもらい、椎名さんの報告です。


    ものすごい反応を引き出したのは動労水戸のストライキの動画です。職場で頑張る労働者からビンビン反応が返ってきます。
    機関士労組の中にある、民営化に反対する行動委員会の方は、「自分の闘いに通じるものがあります」と切り出し、「2009年から民営化との闘いが始まりました。安全が切り捨てられることに対して、闘っているのは執行部ではなく、現場の組合員です。起こることはすべて資本の責任であって、労働者の責任ではないのだ、ということを宣伝することに力を注いできました。今では資本の側にいる労働者は10%です。多くの労働者が、事故の原因がわかるようになってきました。まだ行動に立ち上がるというところまではいかないにしてもです。署名活動から現場からの討論をつくり、職場で闘っています。手ごたえはあります。そして動労水戸や動労千葉の闘いも、わたしの手ごたえです。」と語ってくれました。彼はストライキを組織した現場のリーダーで、偉そうな党派の入党の誘いも、「一度きりの人生、おれのすきにやらせろ」と話したそうです。そして、動労千葉のTシャツをきてがんばっているわけです。
    心からつながった瞬間でした。職場から原則的に闘う労働者が国際連帯の基礎を作っていると実感でしました。
    別の方は、「ドイツでは原発運動は市民、労働組合は労働運動、と別れているのに、日本では原発運動に労働組合がいて進んでいるのは、なぜそういうことが可能になるのか」と言った質問も出ました。

    かんしょ踊りは、これまたのりがよく、とりわけ、クルドの人たちがとても気に入ってくれました。


    休憩を挟んでラーベンさんから、「自分は国際連帯のあり方を話し合いたい。09年に動労水戸と初めて会い、『労働組合は、一つの家族のようなものだよ』と言われ、ドイツの労働運動とは全然違うと衝撃をうけた。そして、立ち向かう時は決然として、ものすごく厳しい状況にあっても進む彼らはすごいんだ」と問題提起をしました。会場からは、『日本には労働組合を弾圧したり、活動家を長期拘留したりしているか』『原発について新左翼はどういう立場か』などの質問がでました。福島の放射能の現実と、職場からの闘いの両方がズバッとかみ合う気持ちのいい集会でした。

    集会の中でクルドの女性がTシャツなどをくれ、少し話ができました。党首は14年獄中に囚われていること、クルドは、強制結婚や、他の男性を見たというだけで妻を殺す権利を男性は持っているなど、ものすごい女性への抑圧に反対する中で、女性の運動における位置の大きさがわかってきたと言います。

    今年はじめ、フランスにおいて女性のリーダーがファシスト的な連中に殺されるということがおき、フランス政府は犯人をほぼ割り出しているのに逮捕せず隠ぺいしているとのこと。命がけで抵抗運動を続ける彼女たちに涙が出ます。

    集会を終えて、クルドの人たちがテントを立てて抗議集会をしている現場に訪問。

    国際連帯委員会からも発言させていただきました。
    集会の雰囲気です。
    http://www.youtube.com/watch?v=2SKywWVlOWE


    怒りも高まり、ドイツでは何箇所もの集会が開催され、よる遅くまで続けられるようです。トルコでは高速道路の占拠と、労働組合によるゼネストが呼びかけられ、警察の緊張感も尋常ではありません。
    集会を離れて夕食を食べようとしていると、パーカーなどをきた私服警察が登場、若い活動家を連れていき、身分証を出させていました。目立った活動家に目をつけて名前や住所を調べているのだとか。ドイツでは、デモや集会でマスクをしてはならず、警察の写真をとってはいけないという法律があるとのこと。態度のデカイ警察に怒りがこみ上げました。

    それ以上に重大なのは、歴史が動くような躍動に接することができたということです。エジプトやギリシャの情勢が伝わり、緊迫するヨーロッパを肌で実感できました。

    そして気を取り直してクルド料理の店で夕食。


    自分の足元、職場から闘うがゆえに、原発も、民族差別も、すべて魂で通じ合える感覚に感動を覚えた一日でした。


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