ゴアレーベン現地反対同盟の新聞より『日本代表団がヴェントラント(ゴアレーベン)を訪問』(抄訳)

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    私たちのゴアレーベン訪問を、現地で反対同盟自身が報じたものの抜粋です。

    日本代表団がヴェントラント(ゴアレーベン)を訪問(抄訳)

    リュヒョー=ダネンベルク環境保護市民団体(現地反対同盟)機関紙

    2013年6月12日

    ゴアレーベン代表が、日本、とりわけ福島を訪問してから、そろそろ一年目になるが、その日本からの代表団が、数日間の予定で、当地を訪問した。

     かれらの今回の訪問の目的は、全世界の反原発運動の間の国際的連帯を強化し、同時にドイツでの個人的なつながりをも深めることである。というのは、反原発運動が闘っている相手は、国際的なコンツェルンだからだ。このような強力な敵に勝つためには、われわれが強固な国際連帯の組織をもち、情報と意見の交換を活発におこなっていくことが不可欠である。

     こうしたことから、日本とドイツでのそれぞれに違いもある状況、さまざまな反対運動のあり方などをめぐって、ゴアレーベン現地反対同盟の主催で、一晩、深夜にまでおよぶ熱心な討論がおこなわれたことは、きわめて意義が深いことだった。

     テーマの一つは、核にかわる代替エネルギーの問題であった。ドイツでは、かなり進んで実用化されている風力発電の問題が、日本ではまだ、あまり問題になっていないとのことで、今後の情報交換の必要性が確認された。

     また、日本の代表団に深い感銘を与えたのは、毎週日曜の14時におこなわれている宗派(カトリック、プロテスタントなど)をこえた「ゴアレーベンの祈り」という懇談会であった。来年におこなわれる「ゴアレーベンの祈り」25周年記念に、日本の代表団を招待しようということも話題となった。

     日本の反原発運動の現状について、運動の組織化が前進しているという報告がおこなわれた。その中心的組織が、「すべての原発の即時廃止」をかかげるNAZENで、今回の代表団の一人、織田陽介さんはその代表者である。NAZENは、全国で、700人以上が参加する小さなグループを結集している。6月2日には、反原発運動の集会とデモがおこなわれ、8万人という圧倒的な結集がかちとられた。この行動は、すべての原発の即時廃炉だけでなく、安倍政権の退陣を要求した。安倍政権は、核エネルギーを放棄しようとしないどころか、核武装さえも狙っているのだ。日本の反原発運動は、自分たちの目標をしっかりと見すえ、何者にも止めることができない力をもっているということを自覚している。

     代表団の一人、椎名千恵子さんは、福島診療所について、その設立者の一人として特別報告をおこなった。既存の病院が、福島現地の人々に対して、何の助けにもならないなかで、この独立の福島診療所は、本当の診療と援助をおこなうことを目指して設立された。昨年末の開設以来、すでに400人の患者さんの診察と治療をおこなってきている。このような診療所を開設し、運営するためには、当然、巨額の資金が必要だ。あらためて、カンパが求められている。ゴアレーベン現地反対同盟は、昨年8月、福島を訪問して以来、カンパを呼び掛け、多くの人々がこれに応えてくれた。その結果、マーチン・ドナート委員長から、福島診療所に2800ユーロ(約30数万円)を渡すことができた。

     今回の日本代表団のドイツ訪問は、大洪水という困難な条件にもかかわらず、交流に加わったすべての人々にとって、核のない世界へむけての共同のたたかいをおしすすめる重要な一歩となった。ゴアレーベン現地反対同盟は、日本の人々との交流関係を維持し、さらに支援と連帯を発展させていく決意である。

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